親として我が子の発言を信じてしまう
気持ちはよくわかります。
本当に自分の子が真実を述べているのに、
教師や友人から嘘をついていると疑われていると、
人を信じる気持ちが失われていくはず。
そのため、親の気持ちは決して間違いだとは思いません。
ただし、どう見ても矛盾があるのに信じる、
他の意見を聞き入れないといった親は考えものです。
特にいじめや喧嘩など相手の子供がいる場合は、
自分の子供の話ばかり信用するのではなく、
一方引いた立場で聞くのが大切なのではないでしょうか。
「まさか自分の子供が」と言いたくなるような事件も、
最近ではかなり増加しています。
そのため、
世の中の親たちは何事にも冷静に対応する力が必要だと思います。
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自分のこどもはかわいいし、
嘘をつくような子ではないと信じたいはずです。
こどもは嘘を貫くために真剣に嘘をつくこともありますし、
そんな真剣な表情を見てしまうと
嘘だと感じながらも信じてあげようかなと思ってしまうこともあります。
また、ひたすら何でも信じる親を演じることで
こどもに罪悪感を学ばせるきっかけにもなると思います。
嘘を信じる親の姿を見せ、
いつか本当のことを言ってくれることを待つこともあります。
やはりこどもが話してくれることを嘘と思うより、
嘘をつかず会話してくれると思ったほうが
家庭内の親子関係はスムーズにいくと思います。
「また嘘ついて」などと考える必要もありませんし、
嘘を信じ、こどもの最大の味方のような存在になることができると思います。
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子供が嘘をついたとわかっていれば、
もはやそれは信じるのではなく、
信じるフリをするという事になると思います。
そういうことであれば、嘘をついた経緯によってら、
信じるフリをするのもありだと思います。
でも、それが許されるのは人を傷つけない為の嘘の場合です。
誰かを陥れるため、自分を守ることで、
他の誰かが傷つくような嘘は、容認してはいけないとお思います。
親を心配させたくないために、大丈夫じゃないけど、
「大丈夫」と言うような嘘は、それが嘘とわかっていても、
受け入れる事は、むしろ必要かもしれません。
また、噓を信じるということは、
その子供が常に正しいと思っていると言うことで、
それはかなり危険だと思います。
人間誰しも意地悪な部分や、黒い部分があると思います。
イタズラしたり、意地悪されたりは、
子供の頃みんな経験あると思いますが、
我が子に限ってそんなことはないと信じ込む親は、
噓を信じて、我が子が常に正しいと思っているので、
本当の意味での善悪がつかなくなってしまうと思います。